Windows11のWSL2&WSLgのUbuntu22.04日本語環境設定

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概要

WSL上にLinuxのGUI環境を構築したくて、試しながら何度か作り直している。まだ、問題があるが、いったん備忘録として、構築方法を残しておく。今回は、Ubuntu22.04としてます。

環境

2023年1月現在の最新。WSL2とWSLgをインストールしている状態で作業しています。

  • Windows11 Home 22H2
  • WSL + WSLg
    • Ubuntu 22.04.1

    ディストリビューションのインストール

    コマンドプロンプトでUbuntu22.04をインストールします。
    Microsoft Storeからでも問題ないです。

    wsl --install Ubuntu

    インストールが開始されると別Windowが表示され、ユーザー名とパスワードの入力を促されます。

    Enter new UNIX username: 
    New password:
    Retype new password:

    日本語環境構築

    まずは、タイムゾーンとロケールを設定します。エラー対策のために時刻合わせを初めに行っています。

    sudo hwclock --hctosys # 時刻合わせ(apt updateエラー対策)
    sudo apt update && sudo apt upgrade -y
    sudo ln -sf /usr/share/zoneinfo/Asia/Tokyo /etc/localtime
    sudo apt install -y language-pack-ja
    sudo update-locale LANG=ja_JP.UTF8
    source /etc/default/locale

    インプットメソッドの設定

    日本語入力用にフォントとfcitx, mozcをインストール・設定します。

    sudo apt install -y fonts-noto-cjk fonts-noto-cjk-extra #日本語フォント
    sudo apt install -y fcitx-mozc dbus-x11
    sudo sh -c "dbus-uuidgen > /var/lib/dbus/machine-id"
    cat << EOS >> ~/.profile
    export GTK_IM_MODULE=fcitx
    export QT_IM_MODULE=fcitx
    export XMODIFIERS=@im=fcitx
    export DefaultIMModule=fcitx
    if [ $SHLVL = 1 ] ; then
      (fcitx-autostart > /dev/null 2>&1 &)
      xset -r 49 > /dev/null 2>&1
    fi
    EOS

    geditのインストール

    GUIでの確認用にgeditをインストールします。
    そのままだと営業メニューになるので、日本語メニュー用に「language-pack-gnome-ja」もインストールします。

    sudo apt install -y gedit language-pack-gnome-ja
    gedit # geditの起動

    正しく表示されれば、以下のようになります。デフォルトで「半角/全角」ボダンで英字/日本語の切り替えができます。

    問題として、変換候補のポップアップ位置が画面上部になってしまいます。画像では、移動させて表示していますが、入力するたびに上部に行って見ずらいです

    gnome-extensionや環境変数など試したんですが、うまくいきませんでした。
    日本語入力は問題なく動作しています。

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